萌えの基本の大分類を行ってみる

 萌え要素は三つに分類できる。すなわち「外見」「内面」「関係」だ。
 勿論、他の軸を使えば色々と分類できるが、これがたぶん一番使いやすいだろう。
「声」「匂い」などは、とりあえず置いておく。
「声」は、言語化が難しいジャンルであることもあるが、私があまり違いを認識できないので、造語を作って分類することもできないから。
「匂い」はフェティッシュな要素ながらも、萌えではあまり語られないので置いておく。「シャンプーの香り」なんかは、典型的な匂い萌え要素としてありはするが。
 入れるなら、「外見」に分類されるだろう。

外見

 静止状態で目で見て分かる要素。「髪型」「体型」「服装」など。

内面

 動いてみないと分からない「性格」「特技」「口癖」など。

関係

 キャラクタひとりでは成立せず、他との関わりで成立する要素。「妹」「幼なじみ」「同級生」「人妻」など。
 シチュエーションも、ここに入る。

複合

 萌え要素は、これらのどれかに必ず分類されるというわけではなく、例えば「職業」は「制服」という「外見」、「特技:看護」という「内面」、「看護婦と患者」という「関係」を併せ持った、複合的な要素である。分解の度合いが少ない要素、と言っていい。
「看護婦」という要素と「看護服」という要素には、明確な違いがあるということは理解できるだろう。看護服を着ていなくても看護婦は看護婦だし、コスプレでも看護服は看護服だ。